昨年の暮れから構想がはじまり、幾度も打ち合わせを重ねて来た住宅設計の仕事が、設計&見積りの大詰めを迎え、無事来月着工の運びとなりました。
八ヶ岳(北)、瑞牆山などの秩父山地(北東)、茅ヶ岳(東)、南アルプス(南西)、どこもかしこもどこかの山麓に位置する北杜市、市内の車道標高高低は約400〜1,700mもあったりします。
そんな平坦な土地より斜面が当たり前の土地柄にもれず、今回の計画予定地はその高低差約11m。
道路からのアプローチ、駐車場からの動線、建物の位置をどうその高低差に絡ませながら、いかに造成費を膨らまさないか、が常に設計の軸にありました。
そして、設計のはじまりにお施主さまからいただいたリクエストが「山が眺めて木の薫りのする家」。
そのリクエストにお応えすべく諸々の流れを経て、甲斐駒ケ岳を望み、日本の様々な木の薫りを楽しめる家になりそうです。